春につがうは白雪の




しんしんと雪の降る夜にこつこつと
扉を叩く音がした

山野をうめる雪の白 零れる灯火に衣の白
今宵一夜と宿を乞い されど雪に帰路もなく

交わした熱にとける雫に うかぶ花びらあざやかに


──シノビガミ「春につがうは白雪の」──

春は遠く 何処にありや



レギュレーション

現代編or戦国編:お好きな方
使用功績点/奥義開発の有無:相談
背景/従者:非推奨
双方の居所を所持した状態で開始します。

メインフェイズ、クライマックス共に閨合戦ルールを使用します。
(閨合戦ルールはRole&Roll誌Vol.107に掲載)
メインフェイズの快感値の判定は1d6で行って下さい。
クライマックスフェイズはメインフェイズに屈服表を振った回数分の快感を受けた状態で開始します。

PCハンドアウト


■PC1  推奨流派:なし
 使命:【春を待つ】

 ある雪の夜、扉を叩いたのはPC2だった。
 雪は降り積もり、帰ることもできないPC2は、それ以来あなたの家にいる。
 やがて惹かれ合い、互いの肌に触れ合うまでは、そう長くはかからなかった。

 ……そういえば、今年は随分春が遅い。

■PC2  推奨流派:なし
 使命:【このままPC1の家にいる】

 ある雪の夜、あなたはPC1の家の扉を叩いた。
 帰る道は降り積もる雪に埋まり、あなたはそのままPC1の家にいる。

 雪の夜はひどく静かで、互いの熱を、鼓動を、深く感じられた。

 ……このまま雪が止まなければいいのに。


シナリオ詳細